韓国語の発音のつまづきで多いものに우と으の発音の違いがあります。
우と으は日本語表記で示すとどちらも「う」に当たるハングルです。
ですが、文字が違うわけなので、当然発音にも違いがあります。
ですので、韓国語を勉強している人に、多い質問に우と으の発音の違いが知りたいという人が多いのです。
ですが、答えはシンプルに「口の形を変える」ことです。
実は発音のポイントは口の形にあったのです。
どんな口の形かというと、「キスと笑顔」の口の形です。
私はこれをキスと笑顔の法則と名付けています。
今回はあなたの우と으の発音の違いが簡単に身につく「キスと笑顔の法則」についてお話させていただきます。
韓国語の우と으を攻略しよう
日本語には「う」という発音があります。
ですが、韓国語には「う」と発音する音が2つ存在します。
では、この우と으の音の違いはどこにあるのかというと実は口の形なのです。
キスタイプは簡単
口をとがらせてキスのような口になるので「キスタイプ」と名付けています。
口をとがらせて「う」と発音してみてください。
この音が우になります。
相手に対してあまりにも口をとがらせると変な感じに思われることもありますが、基本的には発音になれるまでは意識して、少し口をとがらせることを強めに発音練習すると良いと思います。
笑顔タイプはちょっと苦戦!?
一方、으のタイプは口を横に広げます。
イメージは笑顔の表情です。
笑顔の時は自然と口が横に広がりますよね。
ですのでこの発音の仕方を「笑顔タイプ」と名付けています。
この画像にあるように口は横に広げて「う」と発音します。
たったこれだけの発音練習なのですが、これがなかなか大変でなれるまでは結構辛かったりします。
これはなぜなら、日本語の「う」の発音は、たいてい「キスタイプ」で口をとがらせて発音することに慣れているからです。
つまり、今まで使わない口の筋肉を使うので、最初はなかなか難しいし、発音する際に違和感を感じるのです。
ですが、この違和感は自然なものなので、何度も使っていく中で自然と慣れてきます。
으の発音のワンポイント
この으の発音をするために大切なポイントが、唇が横に広がる口の形です。
この口の広がりがあることで、으の発音になります。
それから、この「笑顔タイプ」の으の発音にはもう1つのポイントがあります。
それが、口をあまり開けないようにすることです。
口をあまり開けずにどうやって笑顔にするんだ!
このように思われた人も多いかもしれません。
意外なのですが、口を閉じた状態であっても口は横に広げることができるのです。
人間の口って意外に柔かい!?
このおじいちゃんのようん、あまり口を開かなくても口が横に広がっていますよね。
このように、年齢が30代40代であっても、また、50代60代であっても、口が横に広がることに年齢は全く関係ないのです。
もちろん、赤ちゃんでも自然と口を横に広げることができます。
つまり、年齢は関係になく大人になってからでも高齢の人であっても誰もが生まれつき口を横に広げることができるからです。
私が何が言いたいかというと、誰でも으の発音はできますよ。
この部分が言いたいのです。
韓国語を学習する人の中には、この우と으の発音の違いでつまづき、韓国語学習が嫌になり、学習意欲が低下する。
こんな人が非常に多いと聞きます。
たったこの우と으の違いだけで韓国語学習のやる気が失われてしまっては非常にもったいないと思うのです。
実は、韓国語に限らず語学を勉強する上で大切なことはテクニックでも頭でもなく、考え方が非常に大切になってきます。
私は頭が良くありません。
堂々というと恥ずかしいのですが、頭の良さをあなたに自慢できるぐらいの賢さはないんです。
でも語学学習は得意です。
実は、ここには私のある特徴が生きていると感じています。
次は、우と으の発音の違いをお話したついでに、語学を勉強する上でも考え方についてもお話させて頂きます。
우と으の違いとは話がそれますが、語学を勉強する上では何かしら参考になる内容だと思います。
興味のない方は飛ばしてもらって結構ですので気軽に読み進めてください。
学習をスムーズに進める上で大切なこと
あなたはどうして韓国語を勉強しているの?
この質問に明確に答えるほどあなたの学習意欲は強固になっていきます。
当たり前の話なのですが、学習する上で一番大切なことが「やる気」です。
やる気のないプロよりも、
やる気のある素人を選べ。
私はこのような話を聞いたことがあります。
つまり、やる気があるだけで周りはあなたを応援したいと思いますし、何よりも学習を継続させることができます。
私は今年で韓国語を学習して5年になります。
何十年も勉強されているベテランからすると赤ちゃんのような存在かもしれません。
ですが、私は1つの考え方の信念を持っています。この信念を持っているからこそ、学習を続けられています。
韓国語なんて勉強したくない。
勉強なんて面倒臭い。
寝たいし勉強したくない。
このように思うことなんて山の数ぐらいあります。
ですが、私はマイペースに自分の韓国語を進化させています。
私が継続できた最大の理由は何かというと、
人と比べない。
この部分を自分に言い聞かせ続けているからです。
正直、私なんかよりも韓国語が上手な方なんていくらでもいます。ですので、そんなトップレベルの韓国語学習者に目を向けてもしょうがないのです。終わりのない競争のような感じです。
私は別に韓国語で誰かに勝ちたい訳ではありません。
私がはじめに韓国語を勉強しようと思ったきっかけは、今の韓国人の奥さんからモテたいと思った少しスケべな動機です。
動機なんてものはなんでも良いと思いますし、他の韓国語学習者と比べる必要なんてないんです。
大切なことは、あなたが韓国語学習を通してどうなりたいのか。どんな生活を送りたいのか。
この明確な目的を持つことが学習を行う上で必須になってくるのです。
そんな格好いい目的なんてないんだけど・・・
このような声が聞こえてきそうですが、目的がないと方法が見つからないんです。
方法が見つからないと、一生懸命走ってもなかなか通過点にも辿り着けないんです。
例えば、
韓国語能力試験で合格することなのか。
日常会話を100単語覚えて韓国人と話せるようになることなのか。
通訳や翻訳できるぐらいまで専門的に学びたいのか。
これらの目的によってあなたが選択する学習方法が変わってくるのです。
例えば、韓国語能力試験に受かるためであれば問題集を買ってきて問題を解くということが学習方法になります。
日常会話で使えそうな単語を覚えて、韓国人とそれなりに楽しく会話したい場合には、まずは、日常的に使っている単語だけを覚えればカタコトの韓国語を話せるようになります。
通訳や翻訳の仕事で韓国語を勉強している場合には、あなたがどの分野の翻訳のスペシャリストになりたいかによって勉強する分野は変わってきますよね。
例えば、国際情勢に関する取りまとめの韓国語翻訳を目指す場合には、国際情勢に関する知識を勉強し、しかもそれに関わる単語や言い回しも必須で勉強する必要があります。
自分は何の目的で韓国語を勉強しているか?
この質問を何万回と自分に問いただすと面白いぐらい韓国語学習は長続きします。
これは韓国語学習に限らず、いろいろな面においてプラスに働く考え方ですので是非、実践してみてください。
ちなみに、私がどうして韓国語を勉強するのかというと、
奥さんにモテるためです。
それから、韓国語の記事をできるだけ分かりやすく書いて、少しでもよかったなと思ってもらえる記事を書きたいからです。
結構、かっこいいことを言いましたが、私は面倒くさがり屋な性格なんです。
ですので、勉強なんてしたくないと思う時も多いです。それでも続けてこれたのはやっぱり奥さんの存在なのです。
ですので、これを読んでいただいているあなたも、一人で何かを続けるって結構辛いと思います。
私が奥さんをやる気の原動力にしたのと同じように、あなたも誰か魂に火がつくような存在の人を見つけて学習すると勝手に韓国語学習が長続きするかもしれません。
今回のお話のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は韓国語우と으の発音の違いについてお話させていただきました。
우と으の発音には口の形にポイントがあります。
우は「キスタイプ」の発音です。
キスをするときのように口をとがらせ、口をすぼめた状態で「う」と発音します。
この우の発音は日本語の「う」と同じ口の動きなので、意識しなくてもできます。
一方で、韓国語学習者がつまづきやすい発音が으のタイプです。
この으は笑顔タイプになります。
笑顔になるときは口を横に広げます。
この口を横に広げた状態で「う」と発音するタイプです。
このタイプは日本語にない発音タイプなので慣れるまでに時間がかかる人もいます。
ですが、赤ちゃんからご年配の人までみんな笑顔の口は作ることができます。
つまり、練習すれば誰でも으の発音は作れるようになるというわけです。
また、今回お話させていただきましたが、学習するときには明確な目標を持っておいた方が良いです。
絶対に明確な目的が必要なのか?と言われるとよく分かりません。
ですが、物事を長続きさせる上では明確な目的がないと、違う方向にそれやすいし学習が長続きしません。
学習が長続きしないということは、現状維持なのです。もっと言えば退化している可能性もあります。
それでもいいよ。という方はそれでもいいと思うのですが、宙ぶらりんな人生が嫌だと考えている人はぜひ明確な目的を自分に問いかけ続けてみてください。
そんなかっこいい誰かに語るような動機なんていりません。不純な動機でもいいので目的を持ち続けることが大切なんです。
今回は우と으の発音の違いのお話でしたが、テクニックなんかよりも考え方も方がもっと大切なのです。
今回のお話が少しでもあなたの役立つ情報になれば幸いです。
長文読んで下さりありがとうございます。