語学でもなんでもそうですが、教科書を見ているだけでは語学は上手になりません。
そこに実際にやってみるという体験や経験が大切だと思います。
そこで、韓国の文化に触れ、実際に韓国人と話をしてみる。
この体験や経験に「触れる」こと。
これが自分を成長させる上で、一番大切になってくると感じています。
さて、「体験する」という言葉を別の角度から表現してみると「韓国人に触れる」「韓国文化に触れる」
このように表現することもできますよね。
韓国語で「触れる」に当たる単語は、접하다という単語を使います。
「伝統文化に触れる」
「自然に触れる」
このように直接、「体験する」「触れる」という意味で접하다は使われます。
ですが、実は、この접하다以外の単語を使って表されるケースもあります。
そこで、今回は韓国語「触れる」についてお話させていただきます。
「触れる」という言葉の意味合い
先ほどもお話させていただきましたが、「触れる」には「体験する」「接する」という意味があります。
実は、そのほかにも、いろいろな場面で使われる単語です。
「プライベートなことい触れる」
「話題に触れる」
このような言い方もできますし、そのほかにも、
「手を触れるな」
「ガラスに触れるな」
「作品に触れるな」
このように、「何かモノに触れる」という意味で使われる場合もあります。
このように、私が考えるに、「触れる」を意味する単語は主に3つあると考えています。
それが、
1触れる=体験する
2触れる=モノなどに触れる
3触れる=言及する
この3つが日常で使われやすい単語だと考えています。
そこで、これらを順番に解説していきます。
触れる=体験する
「触れる」には体験するという意味合いがあります。
触れる=体験する |
접하다 |
触れる=体験するという意味で使いたい場合には、접하다を使って表します。
「自然に触れる」
「伝統に触れる」
このような感じで、自然に触れたり、何か経験や体験をする場面で使われる単語です。
例文
伝統文化に触れたいです |
전통문화를 접하고 싶어요 |
「触れたいです」と言いたい場合には、접하고 싶어요と使います。
都会に住むと、自然に触れる機会がありません |
도시에 살면 자연을 접할 기회가 없어요 |
「自然に触れる機会」のように、●●に触れる機会と使いたい場合には、
●●를 접할 기회と表現することができます。
韓国文化に触れてみたいです |
한국 문화를 접해 보고 싶어요 |
「触れてみたいです」という言い回しも、私自身はよく使います。
접해 보고 싶어요と使うことで、「触れてみたいです」という意味になります。
次に、「モノなどに触る」という意味での「触れる」についてお話させていただきます。
触れる=モノなどに触る
例えば、
「ガラスに触れないでください」
「画面に触れると音楽が流れます」
このように、「触れる」という意味合いが「さわる」と言った意味合いで使われる場面があります。
このような場合は、以下のような単語を使って表されます。
触れる=モノなどにさわる |
손대다 |
モノなどに触れる場合は、손대다を使って表されます。
손대다に손が入っている通り、「手で触れる」という意味で손대다が使われています。
それから、個人的にはこの손대다よりも、もう1つの単語がよく使っています。
その単語が만지다です。
私自身は、娘が2人いますので、なんでも触ってしまう娘に対して次のようによく言ってしまいます。
触ったらダメだよ |
만지 지 마 |
このように、よく使ってしまいます。
ですので、私的には、손대다よりも만지다の方がよく使っています。
例文
ガラスに触れると壊れます |
유리를 손대면 깨져요 |
ガラスに触れると壊れます |
유리를 만지면 깨져요 |
モノに触れる場合の손대다と만지다の場合で多い表現に、
「●●に触れると」という表現が多いです。
●●に触れると・・・と言いたい場合には、
를 손대면 や 를 만지면
この2つの言い方で表すことができます。
ですので、例えば次のような表現もできます。
画面に触れると、音楽が流れます |
화면을 손대면 음악이 나와요 |
このように、画面に触れると・・・のように表現することができます。
この作品に触れるな |
이 작품에 손대지 마 |
この作品に触れるな |
이 작품에 만지 지 마 |
このように表すこともできます。
モノに触れる場合の表現でモノに
「●●に触れるな」という警告や注意の意味で使われる表現です。
「●●に触れるな」と言いたい場合には、
손대지 마 や 만지 지 마と言った表し方ができます。
最後に、触れる=言及するの意味で使われる単語についてご紹介させていただきます。
触れる=言及する
「触れる」という言葉の意味に「言及する」という意味合いがあります。
言及するとは、簡単にいえば「そのことについて話す」といういみになります。
つまり、話の内容を話題にすると言った意味合いがあります。
「プライベートなことに触れる」
「事件について触れる」
このように、触れるという意味が「話題にする」「話す」と言った意味合いが使われる場面もあります。
このような場面で使われる単語は以下の単語です。
触れる=言及する |
언급하다 |
この언급하다を使って表される場合があります。
この언급하다は、フォーマルな言葉ですので、ニュースや記事などで使われる単語です。
日本語でも、「この話題を話す」という表現よりも「このニュースについて言及します」
この2つを比較すれば、「言及する」と使う場面はカジュアルな場面では使いにくいということが分かると思います。
韓国語でも同じように、この언급하다を使う場合には、主に、新聞やニュース番組などで使われる単語です。
例文
プライベートなことには触れない方がいい |
사적인 일에는 언급하지 않는 것이 좋다 |
この言及するという意味で使われる언급하다は、プライベート関連での話題として使われやすいです。
韓国語でプライベートは사적인 일と表します。
この사적인 일は漢字に直すと「私的な」という意味です。
「私的」とはつまり、プライベートを韓国語では意味しています。
それから、「触れる」ではなく、「触れない方が良い」という表現もよく使われますので、参考になさってみてください。
触れない方が良い |
언급하지 않는것이 좋다 |
この表現も使えます。
それから、私的には次の表現も使えると考えています。
触れない方が良い |
언급하지 않으면 좋다 |
このように表すことができます。
今回のお話のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は韓国語「触れる」についてお話させていただきました。
「触れる」を表す単語は主に3つあると考えています。
1触れる=モノなどにさわる「손대다,만지다」
2触れる=体験や接する「접하다」
3触れる=言及する「언급하다」
この3つの単語が日常で使える単語だと考えています。
言及するを意味する「언급하다」の場合は、ニュース番組や新聞などで使われる単語ですので、あまり一般的な会話では使われない単語だと思います。
ですが、覚えておいて損はないと思います。
冒頭でもお話させていただきましたが、
覚えた韓国語をいかに実戦で使うか。
この部分がかなり大切だと感じています。
何かを学ぶためには、
自分で経験する以上に良い方法はない。
アインシュタインさんもすごく分かりやすい言葉を残しています。
私は、韓国語の他に英語も話すことができますが、どうして、それなりにネイティブと話すことができるようになったのか。
この部分を考えていくと、
実戦でどんどん覚えている単語を試しまくった。
この経験があります。
私自身は、地方大学を出ていますし、大して頭もよくないです。
ですが、語学を覚えることは得意な方です。
なぜ、得意なのかというと、片言でもいいので、現地の人と話すことが得意だからです。
この経験を積み重ねていくと、語学を勉強する上での恐怖がなくなってきます。
もう一度言いますが、私は頭よくないんです。
こんな私でも、語学をそれなりに操っているのです。
語学の不思議な魅力にとりつかれているのですが、あなたもどんどん使ってみるべきです。
少しでも話せるようになると、少しずつ自信ができてきます。
私はこの自信を大切にして今まで語学を勉強してきています。
今回のお話が少しでもあなたの役立つ情報になれば幸いです。
長文読んで下さりありがとうございます。