韓国語で「パン」は食べるパンのことを意味しています。
あなたが朝食に食べている食パンのことです。
あのパン屋さんの香りたっぷりの焼きたてモチモチのパンです。
あんパン、カレーパン、メロンパンのパンのことです。
そんなに言わなくてもイメージできているよ・・・というお言葉をいただきそうですが、パンという発音で通じる国はごく小数だという事実をあなたはご存知でしょうか?
海外でパンが食べたくなり店員さんに、
ちょっとパンください・・・
このように注文しても「はあ?」と言われるのがオチです。
これ、私が実際問題、オーストラリアに留学した時のカルチャーショック第5位以内には入るぐらい衝撃的なことだったからです。
実は、パンの発音は世界共通の呼び方ではありません。
ですが、日本のパンスタイルと通ずる国があるのです。その国こそ「韓国」です。
韓国語と日本語は「パン」の発音が通じるのです。
今回はそんな身近な国である韓国語のパンについてお話させていただきます。
韓国語のパン
[voice icon=”https://www.xn--vcsw1ah2qyr3d.com/wp-content/uploads/2019/03/9876.png” name=”ダイちゃん” type=”l”]こんにちは。韓国語専門ライターのダイちゃんです。[/voice]
韓国語でパンは次のように表します。
パン |
빵 |
韓国語のパンの発音も日本語のパンの発音もそれぞれ同じで「パン」です。
「やったー!」
「このパンは発音が簡単だしラッキー」
と思われた人も多いと思います。
なぜか韓国語が通じないパンの悲劇
発音が同じはずの韓国語のパンですが実は、この「パン」というカタカナ発音では全く通じません。
これは断言できます。
私は韓国に住んでいたときにはお気に入りのパン屋さんがあったのですが、携帯でパンの発音を調べてみると、確かに「パン」と表記されています。
にも関わらず、直接パン屋さんのスタッフに注文するときには、私の言っていることが通じないとうい摩訶不思議な出来事が重なりました。
スタッフの耳が悪いのかな・・・
私の注文の声が小さいからかな・・・
色々と考えてみた結果分かった結論があります。
それが、私の発音に問題があったのです。
娘から教わった韓国語パンの発音
あるとき、娘とパンやさんごっこをして遊んでいた時の話です。
おもちゃのパンをレジでピッと勝手、もぐもぐと食べる子どもがよく遊ぶごっこ遊びのことです。
娘と楽しく遊んでいたのですが「パンください」と韓国語で言っても、
「はあ?」
という返答しか返ってきません。
そこで、娘に聞いてみると、
パンの発音が日本語発音でパンだと聞こえないよ・・・
と娘からダメだしをくらったのです。
私の中ではきちんとパンだよね・・・
パンと発音しているのに、どうして娘に通じないのか不思議でしかありませんでした。
ですが、やっとある時、私の発音を矯正する糸口が見つかったのです。
それが、ハングルの重なりによって日本語にない発音があるという事実が分かったからです。
もしかすると、あなたもパンと日本語のカタカナ発音で呼んでいませんか?
これでは恥をかきます。
私は韓国に住んでいる時に、何回も恥ずかしい思いをしてきましたが、パンの発音は簡単なようdエ難しい要素がてんこ盛りの厄介な単語なのです。
あなたには私と同じようなガッカリする体験をして欲しくありません。これはなぜなら、日本人が韓国語でつまづく大きな要因はパッチムや今からご紹介する子音が重なる脳音の発音だからです。
この発音をで躓くとあなたの韓国語学習意欲が一気に低下すること間違いありません。
どうして分かるかというと、私が魔法使いの占い師だからではありません。
私自身が実際に発音で躓き周りから馬鹿にされ傷ついたことで、学習意欲がマイナスまで低下したことがあるためです。
だからこそ、私の視点からにはなってしまいますが、発音で躓かないための発音のために知っておいていただきたい考え方と発音の時に覚えて欲しい練習方法をあなたにご紹介させていただきます。
なぜ韓国語のパンの発音は厄介なのか?
そもそも、なぜ韓国語のパンの発音は厄介なの?
私も最初はあなたと同じような気持ちを抱いていました。
辞書で何回調べてみてもカタカナの発音表記は「パン」だからです。
まず、このパンの発音表記を頭から消去する必要があります。
そして、今から私があなたにこっそりと教えるパンについての知識を頭の中にインストールして欲しいと思います。
厄介な発音「パン」の正体
これが韓国語で表したパンの表記です。
この表記をよく見て欲しいです。1分間ぐらいジーとパンの単語を眺めて欲しいです。
この単語のどこが厄介なのか?
まず、日本語とハングルの文字数を比べてください。
日本語はカタカナで表してもひらがなで表しても2文字です。
その一方で、ハングルで表すと一文字です。
この部分が大きな違いです。
日本語「パン」と発音してしまうと二文字になっているため韓国語の発音の一文字よりも変な感じに聞こえてしますわけです。
だからこそ、韓国人にとっては日本人が「パン」と発音してしまうと違和感しか感じなかったわけです。
ちなみに、パンを漢字で表すと「麺麭」と辞書に載っています。
韓国語「パン」の発音が厄介な理由
韓国語「パン」の発音を厄介モノにしている理由には2つあります。
つまり、この2つの厄介モノをしっかりと押さえることが出来ればパンの発音に苦労することがなくなることを意味しています。
また、この発音する上での厄介な点を抑えておくことで、あなたの韓国語学習に以下の効果があります。
・パンのような子音の重なる単語を攻略できる
・韓国人とどんな会話でも臆することなく話しができる
・自然な発音が身につくので周りから人気モノになれる
・発音で悩む人に教えてあげることで相手より上の立場に立てる
・韓国語を堪能になりたい目標達成の近道になる
・相手に話すときに会話で失敗することが少なくなる
このほかにも、あなたがパンという単語1つの単語をマスターすることでのメリットは山の数ほどあります。
ですので、まずは、パンの厄介な点についてあなたに解説させていただきます。
クセモノ1.ダブル子音
パンの単語を見ていただきたいのですが、矢印で示した部分が子音2つになっていると思います。
これは韓国語の文法の呼び方で「濃音」と呼ばれるタイプです。
濃音は濃い音という漢字の通り、独特の発音が求められます。この独特の発音が日本語にない発音なのです。
喉を詰まらせてパと発音しなければいけません。これが日本人には難しいのです。これはなぜなら、
喉を詰まらせる発音のイメージができないからです。
喉を詰まらせるとは、誰かにお腹をボコッと殴られた時をイメージしてみてください。
お腹を突然殴られたり蹴られると、
「ウッ」となりませんか?
このイメージが喉を詰まらせた濃音の発音です。
では、빵の時の濃音の発音はどんなイメージかと言いますと、
やっぱりの「ッパ」です。
ですので、빵をカタカナ発音で表記すると「ッパン」とよく出ています。ですが、これではナチュラルな発音を手に入れることが難しいです。
そこで、やっぱりの「ッパ」とイイメージすることでナチュラルな発音に聞こえやすいです。
この発音の練習でも個人差はあります。ですが、ナチュラルな発音になっていく人も大勢みてきました。ですので、おススメの発音方法ではあります。
クセモノ2.パッチム
クセモノが2つ重なり私たちの発音を混乱させていたわけです。
ですが、韓国語パンの単語にはあと1つあなたの発音を妨げる厄介な要素が隠されていたのです。
それが、この矢印で示したパッチㇺです。
日本語にはンの発音が一種類しかありません。
ですが、韓国語にはンの発音が2種類あります。
つまり、日本語にはない「ン」の発音がくっ付いているのが韓国語のパンという単語なのです。
だからこそ、やっぱりの「ッパ」だけではなく「ン」にも注意ることが必須になってくるわけです。
ではこの「ン」はどのようにして発音するれば良いのか。
ズバリ、答えはアンパンマンの「ン」だとイメージしてください。
この発音のクセモノをすっきりさせることであなたの発音はミルミㇽ上達していくはずです。
私の話を聞いて1秒後に成果がでるか・・・
と言われると個人差があります。
ですが、毎日の韓国語学習の中で1分でも2分でも良いので、練習を繰り返すことでナチュラルな発音ができるようになります。
今回のお話のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は韓国語「パン」についてのお話をさせていただきました。
韓国語の発音はこのパンの発音さえきちんとできれば攻略することができます。
この理由は韓国語で厄介な発音が2つも盛り込まれているからです。
だからこそ、パンという単語をきちんと発音できるように訓練を続ければ韓国語の力が伸びてきます。
韓国語の力とはコミュニケーション力のことです。
コミュニケーションであなたの言いたいことを伝えるためには、綺麗な発音のほうが相手に伝わりやすいですよね。
今回のお話が少しでもあなたの役立つ情報になれば幸いです。
長文読んでいただき本当にありがとうございます。