韓国語が苦手になってしまった…
韓国語はもう嫌だ…
韓国語は面白いと思っていた方が、一気に崖から転落するごとく、韓国語が嫌いになる瞬間が存在します。
その瞬間の1つに韓国語の「子音」が挙げられます。
韓国語を勉強している人の10人中6人は、この韓国語の子音で大きな壁にぶつかり一気に苦手化する人が多いです。
そこで今回は、
- どうして韓国語の子音でつまづいてしまうのか?
- そもそも、韓国語の子音って何?
- 発音が難しくなる原因って何?
- どうすれば発音を克服できるの?
今回のお話を読んでいただければ、これらの悩みをぶっ壊し、あなたの韓国語学習のステップアップに役立つ情報につながるはずです。
韓国語の子音でつまずく”日本人”
[voice icon=”https://www.xn--vcsw1ah2qyr3d.com/wp-content/uploads/2019/03/9876.png” name=”ダイちゃん” type=”l”]こんにちは。韓国語専門ライターのダイちゃんです。[/voice]
韓国語を学習している人には必ず訪れるポイントが存在します。
そのポイントの名は”子音ポイント”と呼ばれていますが、
あなたはご存知でしょうか?
多分、初めて聞くポイントだと思います。
それもそのはずで勝手に私が名づけた”ポイント”だからです。
この”子音ポイント”ですが、実は、誰しもが訪れるポイントだと思っています。
どんなポイントなのかを簡単に説明しますと、
- 韓国語の子音で韓国語が嫌いになる人
- 韓国語の子音を見事にクリアして韓国語がもっと好きになる人
- 韓国語の子音で壁にぶち当たるが克服してもっと韓国語が好きになる人
大きく分けると、この3つのタイプの人に分かれるポイントが「子音」です。
それだけ、日本人が苦しみやすいポイントに「韓国語の子音」が挙げられます。
ここでのポイントが「日本人」であるという点です。
実は、私には同じ韓国語を勉強している仲間にイギリス人の友達がいます。
彼もまた韓国語に興味をもち勉強していますが韓国語の子音で苦しんでいる様子が1つもないのです。
ここで、私はある疑問を抱いたのです。
それが、
韓国語の子音で難しいと感じやすいのは、
日本人が多いのではないか?
この疑問が浮かんだのです。
事実、日本人のお悩み掲示板を見ていると、日本人が韓国語で悩んでいる部分で「子音」の悩みがとても多く、これは日本人特有の悩みになっていると感じています。
では、どうして日本人が子音で苦しんでいるのか?
と考えてみますと、日本人独自の発音があると私は考えています。
それが、
- カタカナ発音
- 勝手に作ったハングルの表記ルール
この2つの原因が発音の問題に拍車をかけていると私は考えています。
日本人特有の発音について話すことも大切なのですが、
そもそも、韓国語の子音ってどんなものがあるの?
と思われている方もおられると思いますので、韓国語の子音について簡単にまとめてみます。
19個の”子音”で表現する韓国語
韓国語の子音は全部で19個
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韓国語の”子音”には基本子音と呼ばれる子音が14個、これに子音を重ねて発音する「濃音」と呼ばれる子音が5個加わり、計19個の子音で表現されています。
14の基本子音を一挙に公開
(情報の引用元;金裕鴻著;韓国が分かる。ハングルは楽しい!)
14の基本子音を載せてみました。
正直に言いますが、
私は、子音の名称や細かい発音の表記は全然知りません。
この表は、私が使っている韓国語の本に載っていたものを自分なりにまとめただけです。
この表を見ながら改めて感じたことは、
韓国語が日本語表記する時にはルールが多いな…
面倒だな…
この感情が湧いてきました。
正直、こんなルールが無くても韓国語を全然話せると思うし韓国語なんて簡単に書くこともできます。
ちなみに、韓国語の子音を日本流に解説すると、14の子音の中でも分類があり「平音」「激音」という分類があります。
こんな分類も正直知らなくても、何とでもなります。
分類なんて知らなくてもオッケイです。と言っても、ちゃんと学びたいという方も多いと思いますので、平音や激音についても簡単にまとめておきます。
子音の平音と激音まとめ
14の基本子音のうち、
①「ㄱ」③「ㄷ」⑥「ㅂ」⑦「ㅅ」⑨「ㅈ」を平音と言います。
その一方で、
⑩「ㅊ」⑪「ㅋ」⑫「ㅌ」⑬「ㅍ」⑭「ㅎ」を激音と言います。
このように、基本子音の中でもこの2つに分かれますが、平音や激音という言葉を知らなくても韓国語を喋れるようになりますので、安心してください。
ちなみに、激音は、
ろうそくの火を消すつもりで力強く息を吐き出す
という意味だと私自身は認識しています。
ちなみに、日本人が普通に発音してもこの激音はクリアできます。
ですが、次の濃音でつまづく方が続出します。
- なぜ、濃音でつまづいてしまうのか?
- そもそも濃音って何?
次は、この2点について簡単にまとめてみます。
挫折者続出の濃音をマスターせよ!
まずは、韓国語の濃音についてまとめてみます。
濃音は5つあります。
濃音とは子音を1つ重ねて表記した文字です。
私はこれを勝手にダブル子音と呼んでいますが、これを韓国人や日本人に説明する時に使っても絶対に理解してくれません。ですので、特に日本人に説明する時には濃音という表現で説明しています。
「濃音」という読み方から何となく分かると思いますが、発音が「濃い(こい)」という意味になります。
では、発音が濃いとはどういう意味なのか?と言いますと、濃い発音に換えるという意味です。
つまり、
かなりダンディーな声
が必要とされます。
男性であればダンディーボイスが可能ですが女性はダンディーな声は真似できないと思います。
そこで、女性でも簡単に濃い声を作ることができるメソッドを上記にご紹介しておきます。
簡単なメソッドですが、効果抜群ですので濃音で困っていたという方は試してみる価値はあると思います。
例えば、
①のㄲ(サンギョク)の発音は、真っ赤の「カ」です。
それからもしも、真っ赤なの「カ」を言っても、その発音ちがうよ…と言われた時には、
がっかりの「カ」を試してください。
私の経験上、この真っ赤の「カ」とがっかりの「カ」の発音を試して、濃音にならなかった人はいません。
ですので、どちらも韓国人に試してみるとどちらかで綺麗な濃音の発音を作れるはずです。
このように、1つのアプローチでは濃音にならないケースもありますので、あきらめずに似たような発音を試してみることも大切な要素になってきます。
そこで、
君の発音、濃音になってないよ…
とショッキングなことを言われた時に立ち直れる発音予備軍団もご紹介しておきますので、ぜひ試してみてください。
もうダメだと諦める前にトライしたい”ファイナル濃音”
この発音も試してみる価値はあります。
それから、「あっさり」だけは絶対に裏切らないフレーズなので、絶対におすすめです。
よく出る韓国語”子音”の質問に即答
韓国語の”子音”でよくある質問に即答していこうと思います。
[box class=”blue_box” title=”よく出る悩み”]単語の語頭と単語の語中につくと発音が変わる子音が多いので、
どの発音が正しいのか分からなくなる。[/box]
この悩みと似た質問がかなり多いです。
私の回答ですが、
何も気にする必要はありません。
実際問題、韓国人も適当に使っています。
これが私の即答になります。
適当に答えないでよ!と思われるかもしれませんが、韓国人もこの子音に関しては適当でどれが正しいのかはっきりと知りません。
多分私が思うに、このはっきりとしない状況では日本人から苦情がでると思い、日本人独特の発音ルールができたのだと思います。
例えば、
ㅂ(ピウプ)の場合はであれば、パ行音だけど、語中ではバ行音ですよ。
このようなルールを日本人は作ったわけです。
なぜこのようなルールを作ったのかと言いますと、このようなルールがあった方が日本人は勉強しやすいためです。
ですが、肝心の韓国人は別にはっきりさせず、
バ行であろうが、パ行であろうが勝手に使いたい方を選択して使っているわけです。
ですので、私たち日本人が勝手にルールを決めたところで、ストリートの韓国人に伝わればそれでオッケイだと私は思うのです。
例えば、
부산(プサン)と発音するのか、
부산(ブサン)と発音するのか、
どっちが正しいの?
と奥さんに聞いてみましたが、
と面倒くだそうに言われましたので、韓国人にいちいちこの質問はしない方がよさそうです。
つまり、どっちでもオッケイなのです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は韓国語の子音について色々と日本人が苦手としている点についてお話させていただきました。
例えば日本人が苦手にしがちな子音に「ㅈ」があります。
「ㅈ」が一番最初にくる単語や名前の最初にㅈがつく苗字の場合は、をカタカナ表記で書くと「チ」と書くルールが一応あります。
例えば、
「좋다」「정〇〇さん」という感じです。
この場合カタカナ表記で書くと、
좋다(チョッタ)
정(チョン)さん
このようなカタカナ表記で表します。
が、
韓国人がこの発音を聞くと違和感しかないと私の友達は全員答えています。
つまり、日本人が自分たちのために分かりやすく作ったカタカナ表記のルールですが、
韓国人からすると違和感だらけの”使えない表記”
この事実はあなたも認識しておく必要が絶対にあります。
もちろん、日本人に対して発音を教える際には、日本の表記のルールに従って教えた方が教えやすかったりします。
ですが、ネイティブと話すときにはこのルールを考えずに発音することをオススメします。
”ルールを考えずに”とは韓国人が話した発音を真似るという意味です。
ネイティブの発音に耳を傾けることほど、良い見本になる教材は存在しません。
ですので、カタカナ発音にこだわりすぎず、ネイティブの発音に耳を傾けるべきです。
今回のお話が少しでもあなたの役立つ情報になれば幸いです。
長文よんでくださり本当にありがとうございます。