「いただきます」を韓国語で話してみたいあなたへ!
韓国語では、잘 먹겠습니다 ( チヤㇽ モッケスンニダ)と使います。
この「いただきます」という言葉ですが、実は日本と韓国では少し使われ方が違ってきます。
近いようで文化に少し違いがある韓国!
この話を知ればあなたも思わず「ヘえ~」と誰かに話したくなってきます。
今回は、
韓国人と結婚して6年になる私が、
韓国語「いただきます」についてお話させていただきます。
韓国語で「いただきます」
先ほどもお話しましたが、“いただきます”は韓国語で「잘 먹겠습니다 / ジャㇽ モッケスンニダ」と使います。
この言葉は日本語と同じように、これからゴハンを食べる時や、誰かから何かをご馳走になる時に使える簡単なコトバです。
◎発音はこんな感じ。
잘 먹겠습니다 ❝ チャㇽ モッケスンニダ ❞
“食べる”は韓国語で『먹다』“モッタ”です。
日本語では動詞にはすべて「う」という母音が入っていると思います。
例えば、
・食べる(taberu)
・飲む(nomu)
・動く(ugoku)
日本語でローマ字表記すると最後の言葉がすべて「U」で終わっていますよね。
ここから分かる通り、日本語の動詞は「う」で終わる言葉となっています。
では韓国語では一体どうなっているのか?
もう一度「食べる / 먹다」を見てみましょう。
◎韓国語は「〇〇다」の形が基本形。
ですので、「~食べる」という表現を使う時は、「먹다」や「먹어요」と使います。
発音が気になる方はこちらから。
『먹다“モㇰタ”』
『먹어요“モゴヨ”』
◎『겠』は未来形。
잘 먹「겠」습니다の「겠」には、今から行う意思が表されています。잘“チャル”という言葉には「良く」という物事を強調する意味があります。
ですので잘 먹「겠」습니다 “チャル モッケスンニダ”を直訳すると「よく食べるつもりです」という意味になります。
“チャルモッケスンニダ”は、どこでも誰にでも使える食事の前のあいさつです。
◎もう一度、発音が聞きたい方へ。
『잘 먹겠습니다 / ジャㇽ モッケスンニダ』
『いただきます』は誰に言うコトバなの?
韓国では「いただきます」は作ってくれた人に対して使うコトバです。ですので、「よく食べます」というコトバは、食事を提供してくれた人に対して使うコトバです。
これに対して日本での「いただきます」はどういう意味がこめられていのでしょうか?
日本の場合は、「食材を提供してくれた人」「自然の恵み」この2つに対しての感謝を表すコトバです。
◎どうして”いただきます”と言うの?
田舎育ちの僕ですが、小さい時に1つの質問をした事があります。
ぼく「おじいちゃーん。どうして“いただきます”って使うの?」
じいちゃん「例えば魚を食べる時は、魚の命をいただいているでしょ」
ぼく「なるほどー」
じいちゃん「それに、肉を食べる時は、牛の命をいただいているでしょ」
じいちゃん「だから、“いただきます”と言うんだよ」
僕のおじいちゃんは、このように教えてくれました。これを聞いた時は、スーッとすっきりした感覚があります。
日本と韓国の“いただきます”について触れたついでに、いただきますのカジュアルな表現についてもお話します。
カジュアルな“いただきます”の表現
カジュアルな“いただきます”をざっくりと載せてみます。
今から載せる言葉はどれも“いただきます”を意味しています。韓国語のニュアンスとしては「いただくよ~」「いただきまーす」といった軽い感じのニュアンスです。
●잘 먹겠어요 “いただきます“
●잘 먹겠어 “いただきます”
どちらも“いただきます”を表しています。
他の“いただきます”の表現
ここだけの話ですが、他にも”いただきます”と表現することが出来ます。こんな使い方もできますので、ぜひご参考になさってください。
●잘 먹을게요 “チヤㇽ モグルッケヨ”
●잘 먹을게 “チヤㇽ モグルッケ”
こういった使い方でも表現することが出来ます。
“いただきます”の表現をまとめてみた
ここまで、“いただきます”の表現についてお話しました。もう一度“いただきます”の表現をまとめてみます。
◎丁寧な“いただきます”
잘 먹겠습니다 “チヤㇽ モッケスンニダ“
◎やわらかな“いただきます”
잘 먹겠어요 “チヤㇽ モッケッソヨ”
잘 먹겠어 “チヤㇽ モッケッソ”
잘 먹을게요 “チヤㇽ モグルッケヨ”
잘 먹을게 “チヤㇽ モグルッケ”
この5つの表現が韓国語の“いただきます”の表現です。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
ここからは、“いただきます”で使える会話の例文も載せておきます。参考にしていただけると幸いです。
食事の前に使える便利なフレーズ
「どうぞ召し上がってください」
「もっと召し上がってください」
食事の際にこういったコトバを相手に伝えたい時ってありませんか?
この言葉、とても使える便利なコトバです。
【どうぞ召し上がってください】
●어서 드세요 “オソ デュセヨ“
【もっと召し上がってください】
●더 드세요 “ト デュセヨ”
【たくさん食べてください】
●많이 드세요 “マニ デュセヨ”
어서 드세요 “オソ デュセヨ“は人に食べ物をすすめる時に使うコトバです。
더 드세요 “ト デュセヨ”は韓国ではよく使われるコトバです。
韓国では、食べ物はたくさんの人にすすめるのが‘もてなし’という考え方があります。ですので、礼儀の1つとして、この 더 드세요 “ト デュセヨ” 많이 드세요 “マニ デュセヨ”はよく使われるコトバです。
それから美味しそうな料理が出てきたら、こんなコトバも使いたくないですか?
おいしそう!
そうです。このコトバです!
この言葉は食べる前に使うことができる、とても便利なコトバです。ぜひ“いただきます”と一緒につかっていただけると嬉しいです。
◎おいしそうと使いたい時
【おいしそう】
●맛있겠다 “マシッケッタ”
それから、“いただきます”を言う前にすることありますよね?
そうです!注文です。
注文をするときに使えるコトバも載せておきます。
◎注文する時に便利なフレーズ
「~ください」
~주세요“チュセヨ”
この言葉をしっているだけで何とかなります。
【冷麺が1つ欲しい場合】
●냉면 하나 주세요 “ネンミョン ハナ ジュセヨ“
冷麺“ネンミョン”
1つ“ハナ”
韓国語の数字が知りたい場合は、この記事がおすすめ。
「韓国語「数字」を覚えて韓国へGO!目からウロコの数字一覧」
【石焼ビビンパが欲しい場合】
●비빔밥 주세요 “ビビㇺパブ ジュセヨ“
【キムチチゲが欲しい場合】
●김치 찌개 주세요 “キムチチゲ ジュセヨ”
キムチチゲの例を出しましたが、韓国料理は日本とくらべると、辛い料理も多いです。そこで気になるのが「辛くて食べられなかったら・・・」という心配です。
ここだけの話ですが、最後までよんでいただいたあなたに、この便利なコトバをシェアします。
【辛くしないでください!】
●안 맵게 해주세요 “アン メプケ へジュセヨ“
この言葉を店員に伝えると、辛くないようにしてくれます。もし辛さに自信のない方は、ぜひ使ってみてください。
今回のお話のまとめ
今回は「いただきます」を韓国語では何?というテーマで色々とお話しました。“いただきます”という簡単なコトバですが、実際につかってみると結構すっきりするものなんです。“いただきます”というコトバからあなたのハッピーが増えることを願っています。
長文読んでいただき。ゴマスミダ!