「この人、大丈夫か?」
「頭おかしい人なの?」
韓国人が聞くとこのように思われてしまう「私」の呼び方があることをご存知でしょうか?
実は、韓国語で「私」の単語はいくつかあるのですが、日本と同じような感覚で自分のことを呼んでしまうと周りの韓国人から
キモイこの人…
と思われてしまう可能性があります。
今回はそんな状況にならないための大切なお話です。韓国語で「私」の種類についてのお話をさせていただきます。
韓国語で「私」の種類について
[voice icon=”https://www.xn--vcsw1ah2qyr3d.com/wp-content/uploads/2019/03/9876.png” name=”ダイちゃん” type=”l”]こんにちは。韓国語専門ライターのダイちゃんです。[/voice]
韓国語で私の種類は2つあります。
この2つだけを知っているだけで全て解決できますので、この2つだけ覚えておかれるとよいです。
その2つの単語とは나(ナ)と저(ジョ)の2つです。
この2つだけでオッケイですので、簡単に覚えることができます。
それでは、それぞれの単語について簡単にまとめていきたいのですが、その前に、そもそもなぜ「私」の単語2つあるのか。この2つの単語の違いは何なのかについてお話させていただきます。
なぜ、韓国語で「私」の単語は2つあるのか?
なぜ、韓国語で「私」の単語は2つなのか?
その答えはシンプルであなたが誰に対して「私」を使うのかによって나(ナ)と저(ジョ)の単語を使い分ける必要があるためです。そこで、まず、大切になってくることが나(ナ)と저(ジョ)のそれぞれの意味です。
実は、この2つの単語はそれぞれ「私」を意味する単語なのですが、意味に少し違いがあります。
나(ナ)はわたし
저(ジョ)はわたくし
この違いがあります。
この2つの呼び方の違いを見ればお分かりになると思いますが、저(ジョ)の方がよりフォーマルですよね。
つまり、저(ジョ)は目上の方やフォーマルな儀式などで使われる単語なのです。
フォーマルな儀式とは例えば結婚式での仲人などです。
フォーマルな場で自分のことを紹介するような場面では나(ナ)ではなく저(ジョ)を使って自分を表現することが基本です。
ですので、あなたも「わたし」と「わたくし」の使い分けを行いながら、나(ナ)と저(ジョ)を使い分けることができるようになると、より自分の伝えたい思いを伝えることができるだけではなく、場面に応じた伝え方ができるようになるわけです。
というわけで、나(ナ)と저(ジョ)のそれぞれの使い方について簡単にまとめておきます。
韓国語で私「わたし」=나(ナ)
韓国語で「私(わたし)」を表す単語は나(ナ)と表します。
「私は●●です」というフレーズは、どんなフレーズでも使える基本単語なので、나は絶対に知っておくべき単語だと言えます。
例えば、
「私は野球がすきです」
「私はあなたのことが好きです」
「私は日本の大阪から来ました」
このように、私は●●という使い方は会話でよく使われますよね。ですので、例文なども見ながら나(ナ)の使い方を覚えていただけるとうれしいので、いくつか例文と発音を載せておきます。
나(ナ)を使った例文
【”私は野球がすきです”の発音】
【”私は日本の大阪から来ました”の発音】
韓国語で私「わたくし」=저(ジョ)
韓国語で「わたくし」と言いたい時には저(ジョ)を使います。
この저(ジョ)は先ほどもお話させていただきましたが、フォーマルな場面で自分を誰かに紹介する時に用いられる単語です。
例えば、職場や取引先に対してでのビジネスの場面などではこの저(ジョ)が使われます。
それから、目上の方や年齢のいったおじいちゃんおばあちゃんに対してもよく使われます。韓国は韓国独自に生まれたキリスト教がとても増えてきていますが、それでも根本的な宗教観は儒教だと言えます。
儒教では自分よりも早く生まれた人を敬う
という教えがあります。
ですので、韓国人はまず初対面で自己紹介する際に年齢を聞くという文化が根付いています。
ですので、저(ジョ)を使った例文を出すついでに相手の年齢の尋ね方について使えるフレーズも載せておきますので、ぜひ参考になさってください。
저(ジョ)を使った例文
「何歳ですか」と尋ねたい場合は、次のように尋ねることが基本フレーズです。
【何歳ですか?の発音】
ビジネスに限りませんが、初対面で自己紹介する時にはできるだけ丁寧に挨拶した方があなたのポイントは高くなりますよね。このたった数秒の挨拶であなたの印象が変わるわけです。
ですので、「私は●●と申します」ぐらいの挨拶から入ってもオッケイだと考えています。
【私は山田太郎と申しますの発音】
【私は日本から来た山田太郎と申しますの発音】
韓国語で「私」の注意点について
今回は韓国語で「私」について2つの単語をご紹介させていただきました。
実は、ここであなたに「私」の呼び方についての注意点があります。
それが、
自分の名前で自分のことを呼ばないこと
です。
このルール、絶対に守った方がよいです。
例えば、太郎さんという方が韓国人に対して自分の名前で
太郎の好きな食べ物は…
このように韓国人に行ってしまうと、ドン引きされてしまいます。
つまり、自己紹介の時点であなたとはあまり会いたくないと思われてしまう可能性が高くなってしまい、
あなたの印象がマイナスからスタートしてしまうのです。
男性ではなく女性に多いパターンだと思いますが、自分の名前ではなく必ず나(ナ)もしくは저(ジョ)を使って自分のことを呼ぶようにしましょう。
今回のお話のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は韓国語「私」の種類について2つご紹介させていただきました。
それぞれの単語をまとめますと
나(ナ)=わたし
저(ジョ)=わたくし
となります。
私のおすすめは韓国語が慣れてくるまでは저(ジョ)を使うこと
です。
なぜなら、相手に対して저(ジョ)を使った方が慣れ慣れしい関係にならないからです。
親しい仲にも礼儀ありだと思っているので、おたがいに親しい関係になるまでは저(ジョ)を使った方が無難であなたも安心して使うことができると思います。
今回のお話が少しでもあなたの役立つ情報になれば幸いです。
長文よんでいただきありがとうございます。
今回のお話を音声でまとめました
隙間時間や空いた時間に気軽に聞いていただけると幸いです。
本日もありがとうございます。