韓国語で「迷う」に망설이다(マンソリダ)があります。
「どっちを選ぶか迷う」
「どの商品を買うか迷う」
「どうしたら良いか迷う」
この選択で大丈夫なだろうか・・・
このように思って迷ってしまう場合が多いですよね。
実は、망설이다(マンソリダ)以外にも「迷う」を表す単語があります。
今回は韓国語「迷う」についてお話させていただきます。
「迷う」を表す2つの単語
韓国語で「迷う」を表す単語は2つあります。
망설이다(マンソリダ)
헤매다(ヘメダ)
この2つの単語が「迷う」を表す単語です。
では、一体この単語の違いは何なのか?
簡単に解説すると以下のようになります。
考えの迷い
道の迷い
この2つの違いが一番大きな違いです。
それでは、それぞれの単語についてまとめていきます。
考えに迷う場合
店に行って、どれを食べるか迷われた経験はありませんか?
私は結構迷いやすいタイプです。
このように自分の考えや選択肢に迷ってしまう場合があるかと思います。
考えに迷ってしまう場合
망설이다(マンソリダ)
どっちにしようか。
何をしようか。
このように迷ってしまう場合には、망설이다(マンソリダ)を使います。
そこで、망설이다(マンソリダ)の使い方についてまとめてみます。
迷います
迷います(丁寧) |
マンソリンニダ |
만설입니다 |
만설입니다(マンソリンニダ)と使います。
この表現は非常にフォーマルな使われ方ですので、ニュース番組や報道番組などで使われる表現です。
正直、私自身はこの言い方を聞いたことがありません。
迷います |
マンソリョヨ |
망설여요 |
망설여요(マンソリョヨ)と使います。
この망설여요(マンソリョヨ)も丁寧な使い方です。
ですので、日常会話の中ではこの망설여요(マンソリョヨ)の方が使いやすいです。
迷うよ |
マンソリョ |
만설여 |
カジュアルに「迷うよ〜」と言いたい時もあるかと思います。
カジュアルに「迷うよ」と言いたい場合には、만설여(マンソリョ)と言います。
迷いました
迷いました |
マンソリョッソヨ |
망설였어요 |
迷いましたと言いたい場合には、망설였어요(マンソリョッソヨ)と言います。
ちなみに、「迷ったよ」と少しカジュアルに言いたい場合には、以下のようになります。
迷ったよ |
マンソリョッソ |
망설였어 |
「迷ったよ」と言いたい場合には、망설였어(マンソリョッソ)と使います。
迷いましたか?
「迷いましたか?」と相手に質問したい場合についてもまとめてみます。
迷いましたか? |
マンソリョッソヨ |
망설였어요? |
망설였어요?(マンソリョッソヨ)と言います。
迷いません
あなたは決断に迷わないタイプですか?
日本には優柔不断という言葉がありますよね。
優柔不断 |
ウユブダン |
우유부단 |
韓国語で「優柔不断」と言いたい場合には、우유부단(ウユブダン)と言います。
迷いません |
アン マンソリョヨ |
안 망설여요 |
「迷いません」と言いたい場合には、안 망설여요(アン マンソリョヨ)と言います。
ちなみに、안 망설여요(アン マンソリョヨ)以外にも別の言い方があります。
迷いません |
マンソリジ アナヨ |
망설이지 않아요 |
迷いませんと言いたい場合には、망설이지 않아요(マンソリジ アナヨ)と言うこともできます。
迷いませんでした
迷いませんでした |
アン マッソリョッソヨ |
안 망설였어요 |
迷いませんでした |
マンソリジ アナッソヨ |
망설이지 않았어요 |
「迷いませんでした」と言いたい場合には、2つの言い方をすることができます。
「どっちにしよう」の韓国語の実態
ここまで、「どっちにしよう」と迷ってしまう場合の韓国語である망설이다(マンソリダ)についてお話させていただいております。
ですが、ここで衝撃的なニュースがあります。
それは、망설이다(マンソリダ)はあまり使われない!?というニュースです。
実は、韓国人は、망설이다(マンソリダ)をつかって、「迷っている」とはあまり使わないです。
例えば、
あなたがAの商品とBの商品のどちらを買おうかで、迷っていたとします。
この場合、
망설이다(マンソリダ)をつかって、自分の伝えたいことを相手に伝えることがあまりないのです。
ですので、韓国ではこういった迷っている場合には、一般的な流れとしてこのように使います。
どうしよう・・・
この言葉が最初に出てきます。
どうしよう |
オットッカジ |
어떡하지 |
「どうしよう」は韓国語では어떡하지(オットッカジ)と言います。
韓国人が買い物や何かを決断する場面で迷ってしまった場合には、「迷ったね〜」とはあまり使いません。
これは、私自身の経験談ですが、망설이다(マンソリダ)を使って「迷った」と言う人を見たことがありません。
ですので、迷ったときは、망설이다(マンソリダ)の使い方よりも、어떡하지(オットッカジ)をつかって気持ちを表したほうが、韓国人にとってはダイレクトに伝わると思います。
参考になさってみてください。
道に迷ったとき
道に迷った時ってありませんか?
私はとても方向音痴な人間です。
どれぐらい方向音痴かと言うと、車でドライブする時にカーナビを付けていても、道に迷ってしまうぐらいの人間です。
土地勘のある方からすると、少し引いてしまう方もおられるかもしれません。
私のように、道に迷われた場面で使われる「迷う」は헤매다(ヘメダ)を使います。
それでは、헤매다(ヘメダ)の使い方についてまとめてみます。
헤매다(ヘメダ)の使い方
迷います(丁寧) |
ヘメンニダ |
헤맵니다 |
헤맵니다(へメンニダ)は、ニュース番組などで使われる丁寧な言い方です。
迷います |
ヘメヨ |
헤매요 |
헤매요(ヘメヨ)は、日常会話で使われる丁寧な言葉です。
迷うよ |
ヘメ |
헤매 |
迷いました
迷いました |
ヘメッソヨ |
헤맸어요 |
迷いましたと言いたい場合には、헤맸어요(ヘメッソヨ)と言います。
迷ったよ |
ヘメッソ |
헤맸어 |
「迷ったよ」と少しカジュアルに言いたい場合には、헤맸어(ヘメッソ)と使います。
迷いましたか?
迷いましたか? |
ヘメッソヨ |
헤맸어요? |
「迷いましたか?」と言いたい場合には、헤맸어요?(ヘメッソヨ?)と言います。
迷いません
迷いません |
アン ヘメヨ |
안 헤매요 |
「迷いません」と言いたい場合には、안 헤매요(アンヘメヨ)と言います。
それから、「迷いませんでした」と言いたい場合には、このように使います。
迷いませんでした |
アン ヘメッソヨ |
안 헤맸어요? |
よく使うフレーズ3選
망설이다(マンソリダ)と헤매다(ヘメダ)の2つで使えるフレーズを3つご紹介させていただきます。
そのフレーズとは、
「どっちを買おうか迷っちゃう」
「もし道に迷ったら電話してね」
「もしどっちを買うか迷ったら電話してね」
この3つのフレーズについてまとめてみます。ご参考になさってみてください。
どっちを買おうか迷っちゃう |
オヌゴル サルジ マンソリョジョ |
어느 걸 살지 망설여져 |
もし、道に迷ったら電話してね |
マニャゲ ギルル ヘメミョン ジョナヘ ジュセヨ |
만약 길을 면 전화해 주세요 |
もしどっちを買うか迷ったら電話してね |
マニニャゲ オヌゴル サルジ マンソリミョン ジョナヘ ジュセヨ |
만약에 어느 걸 살지 망살이변 전화해 주세요 |
「道に迷う」には実は・・・
헤매다(ヘメダ)は、道に迷ってしまった時や、困難な状況に陥って迷ってしまったと意味があります。
実は、韓国語では「道に迷う」の言い方は헤매다(ヘメダ)以外の単語をつかって表す場合が多いです。
つまり、「道に迷う」と言いたい場合には、길을 헤매다(ギルル ヘメダ)とはあまり使わないわけです。
では、どういった表現をするのか?
実はこう言います。
道に迷う |
ギルル イルタ |
길을 잃다 |
「道に迷う」は、길을 잃다(ギルル イルタ)と使います。
ですので、例えば、「道に迷ってしまいました」と言いたい場合には、
道に迷ってしまいました |
ギルル イロボリョッソヨ |
길을 잃어버렸어요 |
このように表現することができます。
잃어버렸어요(イロボリョッソヨ)で「忘れてしまいました」と言うことができます。
それから「道に迷った人」と言いたい場合には、以下のようになります。
道に迷った人 |
ギルル イルン サラム |
길을 잃은 사람 |
道に迷って泣いている子ども |
ギルル イルゴ ウルゴ インヌン アイ |
길을 잃고 울고 있는 아이 |
迷ってしまったみたいです
「道に迷ってしまったみたいです」と言いたい場合もありますよね。
このような状況では、次のように言います。
道に迷ってしまったみたいです |
ギルル イロボリン コッカッタヨ |
길을 잃어 버린 것 같아요 |
「道に迷ってしまったみたいです」と言いたい場合には、길을 잃어 버린 것 같아요(ギルル イロボリン コッカッタヨ)と言います。
ちなみに、
どうも道に迷ってしまったみたい・・・
この場合の「どうも」は、아무대로(アムデロ)と使います。
「迷う」の単語のおさらい
今回は韓国語「迷う」についてお話させていただいております。
「迷う」を表す単語は主に2つあります。
망설이다(マンソリダ)=どっちにしようか迷う
헤매다(ヘメダ)=道や困難な状況から抜け出せない迷い
このように、「迷う」にあたる単語には、망설이다(マンソリダ)と헤매다(ヘメダ)があります。
また、買い物などで「どっちを買うか迷う」と言いたい場合は、어떡하지(オットクハジ)をよく使います。
それから、「道に迷う」と言いたい場合には、헤매다(ヘメダ)を使わず、길을 잃다(ギルル イルタ)の方がよく使われています。
길을 잃다(ギルル イルタ)を直訳すると、「道を失う」という意味です。
これを韓国語では「道に迷う」という言い方で表します。
망설이다(マンソリダ)には、「ためらう」というニュアンスがあります。
それぞれの単語のニュアンスを知っておくと、使うときに簡単に使えそうですよね。
決断に迷ったら勉強しろ!
決断に迷う時ってないですか?
誰しもがあるかと思います。
私って決断力がないのかな・・・
このように思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、それは決断力の問題ではありません。
決断力=情報力
このフレーズをぜひ、覚えてみてください。
実は、物事に迷う場合には、単純にあなたの勉強不足で決断できないケースが多いです。
例えば、あなたがA君とB君のどちらと付き合うかで迷っていたとしましょう。
このケースの場合は、A君とB君についてもっと勉強するだけで、どちらがいいのかを決断することができるのです。
つまり、あなたが決断できない最大の理由は、単ならる勉強不足な訳です。
ですので、その業界のベテランになればなるほど、決断がパッと早い人が多いかと思います。
それはなぜかと言うと、ベテランの方の方がこれまで培ってきた情報量が新人の人よりも圧倒的に多いためです。
ですので、瞬時に決断することができるわけです。
ですので、もし、あなたがいくつかの選択肢で迷われる場面があったとしたら、
まずは、その迷う事柄に対して徹底的に勉強してみる。
これが決断力を早めるための必須条件となってきます。
ぜひ、参考にしていただけると幸いです。
決断力 |
ギョルダンリョク |
결단력 |
ちなみに、決断力を韓国語でいうと결단력(ギョルダンリョク)と言います。
今回のお話が少しでもあなたの役立つ情報になれば幸いです。
長文読んでくださり、ありがとうございます。