韓国語で「配る」は돌리다(ドルリダ)と言います。
「新聞を配る」
「資料を配る」
「配る」を使う場合には、配布物などを配る際に使われる単語です。
実は、돌리다(ドルリダ)以外の単語を用いて表すこともできます。
今回は韓国語「配る」についてお話させていただきます。
韓国語「配る」
韓国語で「配る」を表す単語は、主に2つあります。
その1つが先ほどご紹介させていただいた돌리다(ドルリダ)です。
では、早速돌리다(ドルリダ)の使い方についてまとめていきます。
돌리다(ドルリダ)=配達する・回す
돌리다(ドルリダ)をつかった「配る」は、主に、「配達する」「回す」という意味で使われます。
「新聞を配る(配達する)」
「広告を配る(配達する」
このように、配るという意味が、「配達する」という意味である場合に使われる単語です。
돌리다(ドルリダ)の例文
돌리다(ドルリダ)を使った例文についてお話させていただきます。
この資料を全員に配ってください。 |
イ ジャリョルル ジョンウォンエゲ ドルリセヨ |
이 자료를 전원에게 돌리세요 |
돌리다(ドルリダ)をつかって「配ってください」と言いたい場合には、돌리세요(ドルリセヨ)と使います。
配ります
次に、「配ります」という言い方についてご紹介させていただきます。
配ります |
ドルリョヨ |
돌려요 |
「配ります」と言いたい場合には、돌려요(ドルリョヨ)と言います。
配りました
もし、あなたが資料を準備していて、誰かから
「もう資料は配りましたか?」
このように聞かれた場合には、
「配りました」
「まだ配っていません」
このどちらかで答えることができますよね。
ですので、この2つの答え方についてまとめます。
配りました |
ドルリョッソヨ |
돌렸어요 |
まだ配っていません。 |
アジッ ドルリジ アナヨ |
아직 돌리지 않아요 |
「配りました」と言いたい場合には、돌렸어요(ドルリョッソヨ)。
「まだ配っていません」と言いたい場合には、아직 돌리지 않아요(アジッ ドルリジ アナヨ)と使います。
アルバイトでビラ配り
アルバイトでビラや新聞を配っている人もいるかと思います。
私は新聞配達の仕事はしたことがありません。
新聞配達 |
シンムン べダル |
신문 배달 |
新聞配達は신문 배달(シンムン べダル)と言います。
韓国は配達社会!
あなたも、韓国に住んでみれば気づくことがあります。
それが、食べ物やピザ、出前を運ぶバイクが非常に多いことです。
多分、24時間営業している出前屋さんが非常に多いです。
私もよく出前を食べていましたが、韓国では、みんなで集まると、必ずと言っていいほど出前とお酒を買ってきてみんなでワイワイと盛り上がるという文化があります。
私も、夜遅くまで、出前を食べていた経験があります。
この文化、私としては結構きつかったです。
なぜなら、夜遅くまで食べたり、飲んだりを繰り返すので、結構体が疲れます。
ですので、みんなでワイワイするのが好きな方にとっては、韓国の出前社会は非常に楽しいと感じています。
ちなみに、出前は、中華料理をはじめ、韓国のチャンポン、鳥の唐揚げなどいろいろな種類が豊富です。
私、韓国の文化に触れてから、少し太ってしまいましたので、食べ過ぎには注意した方が良いですね。
それから、韓国では、バイクに乗っている人が店の名刺を手裏剣のように投げて、店の中に投げ入れるという人がいます。
まるで忍者です。
これ、見ていて非常に楽しいです。
多分、これもビラ配りと同じように、店の名刺配りのような感覚だと思います。
配らないでください
配らなくても結構です。
このように思われる時もあるかと思います。
このような時は、
「配らないでください」と言えるとスッキリしますよね。
配らないでください |
ドルリジ マセヨ |
돌리지 마세요 |
「配らないでください」と言いたい場合には、돌리지 마세요(ドルリジマセヨ)と使います。
この「配らないでください」に付け加えるとよい言葉があります。
むやみに
この単語です。
「むやみに配らないでください」
このように言うこともできます。
むやみに |
ハムブロ |
함부로 |
「むやみに」は함부로(ハムブロ)と言います。
ちなみに、ビラという言葉は韓国語では광고지(グァンゴジ)と言います。
牛乳配達
私が小学生の時は、まだ瓶の牛乳が給食で出されていました。
最近、瓶の牛乳が配達されるのをあまり見なくなりましたが、私が小さい頃は、ビンの牛乳を配達してくれる人がいました。
牛乳配達 |
ウユ べダル |
우유 배달 |
牛乳配達は韓国語では우유 배달(ウユ べダル)と言います。
配る=分けてあげる
「配る」には、돌리다(ドルリダ)以外の単語を使って表すこともできます。
その単語に나누어 주다(ナヌオ ジュダ)と言います。
一人一人に配る |
ナヌオ ジュダ |
나누어 주다 |
この나누어 주다(ナヌオ ジュダ)は、「一人一人に配る」という意味で使われる単語です。
使われ方
나누어 주다(ナヌオ ジュダ)を使った例としては、
「道でティッシュを配る」
「参加者に弁当を配る」
このように、一人一人に配っているニュアンスが強くあらわれた表現となります。
나누어 주다(ナヌオ ジュダ)=手渡す
나누어 주다(ナヌオ ジュダ)をイメージする際には、一人一人に手渡すような感じです。
例文
道でティッシュを配ります |
ギレソ ティシュルル ナノジョヨ |
길에서 티슈를 나눠 줘요 |
나누어 주다(ナヌオ ジュダ)は、나눠 줘요(ナノ ジョヨ)と短くいうこともできます。
配りました
配りました |
ナヌオ ジュオッソヨ |
나누어 주었어요 |
「配りました」と言いたい場合には、나누어 주었어요(ナヌオ ジュオッソヨ)と言います。
ここまでのおさらい
今回は韓国語「配る」について2つの単語をお話させていただいております。
韓国語で「配る」を表す単語は以下の2つです。
돌리다(ドルリダ)
나누어 주다(ナヌオ ジュダ)
この2つです。
それぞれの単語によって意味も変わってきます。
2つの単語の違いとは?
돌리다(ドルリダ)=配達する・回す
돌리다(ドルリダ)には、配達するプリントを回して配ると言った意味合いがあります。
その一方で、
나누어 주다(ナヌオ ジュダ)の場合は、一人一人に手渡すという意味合いがあります。
例えば、돌리다(ドルリダ)を使う場合には、
「新聞を配る」
「資料を全員に配る」
このように使います。
資料を全員に配るの場合には、例えば、あなたが会議での資料を作成して、その資料を会議の時に上司から配っていき、上司が隣の人に配り・・・
このように資料を回すという感じでイメージできます。
その一方で、나누어 주다(ナヌオ ジュダ)の場合には、自分が相手に対して『手渡す』というニュアンスが強いです。
例えば、あなたがビラ配りのアルバイトをしているとしましょう。
街ですれ違う方に、ビラを配って「よろしくお願いします」と言って配っている場面です。
このように、ビラを一人一人に手渡す場合には、나누어 주다(ナヌオ ジュダ)が使われます。
それぞれの単語が使われる場面はそれぞれ、違ってきますので、使う際には少し注意が必要です。
気を配る
日本語には「気を配る」という言葉があります。
気を配る=配慮する
気を配るという言葉の意味は、簡単に一言で言うと「配慮する」と言う意味です。
相手に対して、思いやりを持って配慮する。
そういった意味で使われる言葉です。
気を配る |
マウムル スダ |
마음을 쓰다 |
気を配ると言いたい場合には、마음을 쓰다(マウムル スダ)と使います。
마음(マウム)は、日本語で表すと「気持ち」「心」という意味になります。
つまり、「心を使う」という意味になるので、「気を配る」とう意味になります。
実は、「気を配る」の言い方には他にもあります。
気を配る |
シンギョヌル スダ |
신경을 쓰다 |
「気を配る」のもう一つの言い方に、신경을 쓰다(シンギョヌル スダ)があります。
신경(シンギョン)とは、神経のことを指しています。
つまり、「神経を使う」という意味から「気を配る」ということができます。
それから、もう1つ、「気を配る」と表す単語が韓国語にはあります。
気を配る |
ベリョハダ |
배려하다 |
「気を配る」を表す他の単語に배려하다(ベリョハダ)があります。
배려(ベリョ)は漢字に直すと「配慮」という漢字になります。
つまり直訳すれば「配慮する」といった意味合いになり、「気を配る」と日本語に訳すこともできます。
気を配りました
気を配りました |
シンギョヌル ソッソヨ |
신경을 썼어요 |
「気を配りました」と言いたい場合には、신경을 썼어요(シンギョヌル ソッソヨ)と言います。
「心配」の本当の意味とは?
心➕配ると書いて、心配となります。
つまり、心配の本当に意味は、自分の優しい心遣いををほんの少し、相手に示してあげることだと思うのです。
今回のお話のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は韓国語「配る」についてお話させていただいております。
韓国語で「配る」には2つあります。
돌리다(ドルリダ)
나누어 주다(ナヌオ ジュダ)
この2つです。
それぞれの単語によって、それぞれ意味合いは変わってきます。
また、「心を配る」「気を配る」のように使いたい場合には、신경을 쓰다(シンギョヌル スダ)で表すこともできます。
最後に、こんな素敵な言葉を見つけましたので、あなたにもご紹介させていただきます。
心配は心配り。
いつも見ていてくれるから、
安心できる。
言葉に出会うことは、人と出逢うことと同じぐらい大切な瞬間です。
あなたも素敵な言葉であふれた人生になると良いですね。
今回のお話は以上です。
長文読んでくださりありがとうございます。