「柔らかい」にあたる韓国語には、부드럽다(ブデュロプタ)があります。
韓国語で「柔らかい」と言いたいくても、そのニュアンスは様々ですよね。
「唇が柔らかい」
「柔らかいソファ」
「頭が柔らかい」
実は、부드럽다(ブデュロプタ)以外にも、他の単語を使って表される場合もあるのです。
今回は、
韓国人の奥さんとの結婚生活6年を迎える私が、
韓国語「柔らかい」について、丁寧にお話させていただきます。
1感触が「柔らかい」
「柔らかい」という言葉には、まず、感触の柔らかさを表す意味があります。
「柔らかい唇」
「柔らかいまくら」
「柔らか肉」
このように、いろいろな部分で「柔らかい」という言葉は使われています。
感触を表す「柔らかい」は、부드럽다(ブデュロプタ)を使います。
感触を表す「柔らかい」
この부드럽다(ブデュロプタ)は、主に「固い」の反対語となる「感触の柔らかさ」について用いられます。
例文
・この肉は柔らかい。
이 고기는 부드럽다
・柔らかいご飯をたべます。
부드러운 밥을 먹다
このように、固いの反対で使われる「柔らかい」という言葉にたいして、よく使われます。
また、「柔らかい」という言葉でもよく使われますよね。柔らかいと使いたい場合には、
부드러운
こういった使い方も覚えておかれると、非常に便利な表現です。
また、この부드럽다(ブデュロプタ)は、固いの反対を表す「柔らかさ」以外にも、いろいろな場面で使うことができます。次は、固さ以外の使い方をみてみましょう。
2부드럽다(ブデュロプタ)=強烈ではない
実は、부드럽다(ブデュロプタ)は固さ以外でも使うことが可能です。
それが、「強烈ではない」という意味で使われる「柔らかさ」です。
例えば、こんな感じです。
「柔らかい日差し」
「柔らかい色の部屋」
これらの言葉は、「肉が固い」などの固さとは関係はないですよね。
これらの例文からお分かりのように、「日差しなどが強烈ではない」という意味での「柔らかさ」にも부드럽다(ブデュロプタ)は使えます。
ちなみに、柔らかい日差しは、부드러운 햇살(ブデュロウン ヘッサル)と言います。햇살(ヘッサル)は太陽の日差しという意味があります。
しかし、感触を表す「柔らかい」の中でも、フワフワした柔かさを表すものには、別の単語が使われる場合もあります。
次は、부드럽다(ブデュロプタ)以外の単語についてお話させていただきます。
3クッションなどが柔らかい
感触を表す「柔らかい」は、부드럽다(ブデュロプタ)で表されます。
ただし、フワフワしたクッションなど、フワフワした感触をよく表した単語が韓国語にはあります。
それが、푹신하다(プクシナダ)です。
푹신하다(プクシナダ)は、クションなどがフワフワしている様子をよく表した単語です。
例文
・これは、柔らかい敷き布団です。
이것은 푹신한 요예요
・これは柔かいクッションです。
이는 부드러운 쿠션입니다
こういった感じで、푹신하다(プクシンハダ)は使われます。
また、この푹신하다(プクシンハダ)は、「柔らかいクッション」「柔らかい布団」など、「柔らかい」という使われ方がよくされます。
柔らかいを使う場合は、「푹신한(プクシンハン 」と使います。
ここまでのおさらい
韓国語で「柔らかい」を表す単語は主に2つあります。
・부드럽다(ブデュロプタ)
・푹신하다(プクシンハダ)
この2つです。
부드럽다(ブデュロプタ)は、「柔らかい唇」「柔らかいご飯」など、感触の柔かさを表す場面で使われる単語です。
また、感触だけではなく「柔らかい日差し」「柔らかい色調」など、日差しや色の柔かさにも用いることができる便利が単語です。
その一方で、푹신하다(プクシンハダ)という単語も「柔らかい」を表す単語です。
この푹신하다(プクシンハダ)の場合は、「柔らかい布団」「柔らかいクッション」「柔らかい椅子」などの表現で使われます。
この単語の大きな特徴は、「フワフワとした柔かさ」です。
푹신하다(プクシンハダ)も부드럽다(ブデュロプタ)もどちらも「感触を表す柔かさ」を表すため、区別がするのが難しいですよね。
ですが、부드럽다(ブデュロプタ)の「柔らかい」という感触を表す単語の中に、フワフワとした「柔らかい」を表す푹신하다(プクシンハダ)があるとイメージしていただければオッケイです。
どちらを使えば良いかわからない場合には、부드럽다(ブデュロプタ)を使えば、意味的には通じる場合も多いです。
フワフワとした感触をもっと強調したい場合には、푹신하다(プクシンハダ)がおすすめです。
ここまで、韓国語の「柔らかい」を表す単語を2つご紹介させていただいたのですが、実は、「柔らかい」を表す単語があるのです。
次は、まだご紹介していない単語について、お話させていただきます。
4体が「柔らかい」
「柔らかい」には、「体が柔らかい」といった使い方もよくされますよね。
韓国語ではこういった体の柔らかさには、유연하다(ユヨンハダ)が使われます。
유연
柔軟
유연(ユヨン)という単語には「柔軟」という意味があります。
例文
・体の動きが柔らかい。
몸동작이 유연하다
体の柔らかさを表現したい場合には、このように、유연하다(ユヨンハダ)を使います。
また、体の柔らかさ以外にも、頭の柔らかさに対しても、この유연하다(ユヨンハダ)は使えます。
・頭が柔らかい
머리가 부드럽다
このように思考が柔軟であるという表現に対しても、유연하다(ユヨンハダ)が使えます。
それから、「体が柔らかくなる」と言いたい場合の「柔らかくなる」は、유연해지다(ユヨンヘジダ)を使って表します。
今回のお話のまとめ
今回は韓国語「柔らかい」について、お話させていただきました。
韓国語で「柔らかい」にあたる韓国語は主に3つです。
・부드럽다(ブデュロプタ)
・푹신하다(プクシンハダ)
・유연하다(ユヨンハダ)
これらの単語それぞれで、ニュアンスは少しづつ違いますので、場面によって使い分ける必要があります。
感触をあらわす「柔らかさ」に対しては、부드럽다(ブデュロプタ)が使われます。
また、その感触の柔らかさの中でも、「フワフワとした柔らかさ」を表したい場合には、푹신하다(プクシンハダ)を使って表現します。
それから、体の柔らかさや、思考が柔軟であることを言いたい場合には、유연하다(ユヨンハダ)を使います。
ちなみに、「柔らかい思考」は、유연한 사고(ユヨンハン サゴ)と使います。
今回の記事が少しでも役に立つ情報になれば幸いです。
長文読んでいただき、ありがとうございます。